JIME's HOMEPAGE PRESENTS

 2003 マイアミレポ 


今回は一気にいきますよ!(笑)

 

目次

第1章 〜きっかけ〜

第2 〜用意〜

第3章 〜出発〜

第4 〜マイアミ到着〜

第5 〜試合当日〜

第6章以降 NEW


第1章 きっかけ

 

今年の1月にUKに行き、初めて本格的な遠征を経験した我々であったが
次遠征に行くとしたらどこにいこうか...。
春頃にはそんなことを考えていた。
 
アマチュアも日本で同じようにやっているのではなく、海外に出て刺激を受け、目で見、肌で感じて、
レベルアップしていかなくてはならない...という考え方は、もはや誰もが認めるところであるし、
実際に自分が経験してみてそう思った。
 
で、やはり手頃に近いアジアの試合に行くよりも、どうせならやはりレベルの高いところに行きたい。
そう考えたときに、ふと思い当たる試合があった...。
 
エンターテイメントの国・アメリカはマイアミで行われる試合、『USオープン』...。
 
聞くところによると、それはまさに観客と競技者が一体になったように盛り上がる試合。
テクニックがなくともパフォーマンスやプレゼンテーションが光っていれば、必ずそれに答えてくれるアメリカの人達...
否が応にものせられること間違いなしだという。
日本からも多くのプロ選手が参加しているし、しかも今回アマチュアラテンの試合は「グランドスラム」らしい...。
間違いなくトップ選手がこぞってやってくるだろう。
 
そんな中で自分がどこまで、何ができ、何を感じれるだろうか?
...とても興味があった。
また、未踏の地「AMERICA」に行ってみたいという気持ちも強かった。
 
 
そして前期の試合も終わる頃、加藤組がマイアミへの遠征を考えているということで
「良ければ一緒に行動しない?」と誘っていただいたのだった。
加藤組は海外遠征経験も豊富だし、華さんは帰国子女で英語はペラペラ。
一緒に観光もしよう!とのこと。
 
 
...なんともありがたい話...(涙)
 
 
「ぜひお願いします!!」
 
 
即決であった...。
 
 


第2章 用意

 
毎度の事ながら、休みを取るというのは大変である...。
 
我々アマチュアはそれぞれ仕事を持っている。僕の場合はデザインをしているが、
社会人にとって約1週間休みを取るというのは容易なことではない。
が、そんな事を言っても仕方がない。(^^; なんとかするのであるが...。
 
休みを取る方法はいくつかあるだろう。
マイアミは9月頭に行くので、夏休みを自由に設定できる人はそこに当てる事が可能かも知れない。
今回ぶりもその方法をとったと思う。
しかし僕の会社の夏休みは固定で、しかもお盆に2日間。(少なっ!(-_-#)
仕方がないので、上司、営業、色んな人に事情を説明し理解してもらい、
そこにはなるべく仕事が入らないようズラしてもたっらり、先にガンバってこなしたりして
なんとか休みをとることに成功。
この作業ホントにツライ...(;_;) でも、理解してくれる人が多く良かったと思う。
 
 
さて、同時に飛行機のチケットや向こうで泊まる宿の手配なども進めなければならないのだが...
これはなんと、
すべて華さんがやってくださった...(T_T)
 
華さんは「こういうの好きだからいいのよ〜♪」と言ってくださったが
もうホント感謝感激、華ツアー様々である。
 
 
さあ、日にちが迫ってくると用意をしなくてはならないのだが、
まず用意の内の一つとして重要な任務があった。
それは
 
国際免許を取ること!
 
....まあ大した事ではないのだが(^^;
 
向こうで運転するんです!!...楽しみです。
 
あとはパッキング。
何と言っても向こうは暑い!!ってことでUKに比べて荷物が少ない!
 
...これは楽だった。
今回は前回の経験もあって慣れたということもあるかとは思うが、とりあえず用意はそれほど気も使わずアッサリ済んだ。
 
あとは寝るだけ。寝るだけです、
 
 
が...、恐い...。
 
 
 
 
何が恐いって、そりゃーあーた
 
 
寝坊ですよ!(苦笑)
 
 
 
前回が前回だけにトラウマです。
 
 
 
 
しっかり目覚まし3台+携帯2台をセット!!
完璧だ。
コレで寝坊したら、もー行かなくてヨロシイ....
 
 
てなわけで、ドキドキしながら就寝!!
 
おやすみなさーい。
 


第3章 出発

 
 
 
 
・・・・
 
・・・・・・・・・
 
ピピピピッ...ピピピピッ...
 
 
 
 
 
 
 
・・・・ガバッ!!
(布団めくって起きあがる音)
 
 
 
 
 
 
 
 
・
・
・
 
おはようございます。
 
 
 
起床終了....(笑)
 
第一段階クリアー。
 
そんなわけで、今回はココはサッサと行きます。(^^;
ちゃんと電車で空港到着。
 
(ただ家から駅までの途中、スーツケースの鍵を忘れたことに気付き
 取りに帰ったため約束の時間に遅刻...。加藤さんスミマセンm(_)m
 ...しかしこの鍵、必要ないことになろうとは...)
 
空港はスゴイ混雑ぶりで随分並んだが、何とかチェックイン。
が、なんとアメリカ行きの人のスーツケースは「鍵をするな」とのこと。
 
・・・はぁ?
 
と思ったが、この時期のアメリカ、一昨年の9・11に近く、テロを相当警戒しており
荷物チェックの際に不審なモノがありそうな場合、鍵がかかっていると
スーツケースもろとも壊してチェックするからなんだそうだ。
 
・・・分かるけど、じゃあそもそも何のための鍵だ?と言いたくなったが
まあ、仕方がない。セキュリティちゃんと頼むよ!と思いながら出発!!
飛行機は無事飛び立った。
 
 
今回何と言っても最高だったのが、華さんの配慮により
飛行機の座席が一番前だったということ!!!
 
 
 
こんな風に足を伸ばせるんですっ!!!もーサイコーーー。
 
コレにより随分、快適な旅になったのだった。
(でもワシントンまでの15時間はやっぱり長かったが...)
 
華さんありがとうございます!
 
 
しかも、今回も飛行機はANAってことで、気が楽!!
テクノジャンボではなかったので、若干見れる映画の数が少なかったが、
でもマトリックス・リローテッドも見たし(と言っても前作を知らないジメ組は???だった)
落語は2番組もあるし、飯はうまいし、よかった〜。
 
ちなみに加藤組は貯めたマイレージでビジネスクラス!!
おお〜うらやまし〜!!
 
前回のUKの菅野さんみたいだ。
僕もやっぱがんばってマイル貯めよ!
 
でもホントに楽でした!華さんありがとうございます!
 
 
 
 
こんな感じで空から(自分達的に)昨日の朝日を迎えました。
 
 
そんなわけで、ワシントンに到着。
ここで乗り換えである。
 
が、もースゴイ厳戒態勢!!
まず、入国審査がめちゃくちゃ厳しかった。
何もかも華さん達にお願いしていた僕らは、泊まるホテルの住所を忘れしまった為、
「怪しい」と判断される。(^^;
早い英語で質問攻め・・・当然、アイどんとアンダースタンド。
ANAの担当者に頼み、もう入国してしまった加藤さん達から住所を聞いてもらうことに。
で、なんとか入国・・・。
 
さらに今度は、トランジット時の荷物検査!!日本で検査しているのにー!
靴は脱がされるは、日本で鳴らなかったベルトはピーヒャラ鳴るは....
体中チェックされて、やっとのことOK。
・・・正直参りました。
 
それにしてもこのダラス空港・・・・・メチャクチャ殺風景。なーんにもない。
なにか飯を食べようと店を探したのだが、バーガーキングとかスタバとかしかない・・・
 
マジでーと思っていたら、日本でも品プリの試合後なんかによく使うFRIDAY'Sを発見!
そこで休息&昼食をとることに。
 
 
 
何気にお腹の空いていた一行はかぶりつく!
 
やはりメチャクチャアメリカンなボリューム!...多...!!
でもうまかった!!
 
腹がいっぱいになった一行だが、ここでは5時間待たなくてはならない。
何もない空港で次第に疲れて撃沈しそうだったが、ダラダラ暇つぶし。
 
イエイ〜!Hello...ツーツーツー...
 
その後、なんとかマイアミ行きに搭乗!!
ここからは2時間の飛行!小さい飛行機なのでさすがに狭かったが、
短い時間なのでセーフ!
加藤さん達は、爆睡だったようだ・・。
 
アメリカの国内線より。マイアミが近づく。...もう夜だ。
 
そんなわけで到着〜〜〜!
 
やった〜〜〜〜!!・・・でも疲れたー。
 
 


第4章 マイアミ到着

 
うひょ〜!!空港からタクシーに乗って、やってまいりました!!
我々が泊まるホテルでもあり、試合会場でもある『ウェスティン』ホテル!
 
 「WESTIN HOTEL」ん〜、目立ってます。
 
いかにも高級ホテルって感じである。
今回は加藤組と部屋をシェアする事でなんとか泊まることが出来る、そんな高級さ。
 
が、ここで問題発生!!
なんと、我々の部屋が予約されてない・・・!!
 
手配をしてくれたはずの堀ノ内さんも外出中でいないし・・・
と困ってしまった。
しかし、華さんのおかげで部屋を確保してもらい、本来と同じ条件で泊まれることになった。
この辺は、もし華さんがいなければ途方に暮れてしまうところ...
...ありがたや...。
 
そんなわけで部屋に入る。
 
おおお〜〜〜!!素晴らしい夜景。
 
思わずパシャリ。
 
 
と、ここで先に到着している大秋組と合流できた。
部屋に来てもらい、ホッと一息。
 
ここまでの旅路を報告しあう
 
この後3カップルで近くにあるセブンイレブンに明日の朝食を仕入れに行き、
今日は休むことに。
 
お風呂が気持ちよかった〜。凝り固まった体がとろけるようだった...。
部屋とお風呂がこんな風につながってます。加藤さんの「いい湯だな〜」ショット
 
 


第5章 試合当日

 
次の日。朝食をパクついた後、昼ご飯や試合中の食料、また今日の夜用のアルコールなどを買い出しに
少し離れたところにあるショッピングセンターにタクシーで行く。
 
朝のWestin バスで行こうとするが来ない...
ショッピングセンター...というか、店が集まって一つの町のようになっている。
 
 
僕はここで持ってくるのを忘れた「水着(海パン)」をゲット!
安かった!!こっちでは全てがビッグサイズなので、おそらく子供用と思われる...。 
 
食料やビール、ワイン等、買い込んでホテルに戻る。
 
ここで試合会場に入るためのチケットを取りに行き、部屋に戻って昼食をとる。
すると...急に睡魔が・・・。
 
試合用のメイクアップをする女性陣を後目に、僕と加藤さん、ゴン寝!!
 
やはり時差ボケなんでしょう。
すっごくだるい...。
 
試合時間が迫るのになかなか起きない男性陣に女性陣がキレ、ようやく起きる。
 
体はだるいままだが、メイクアップをし、いざ試合へ!!
 
 
 
試合会場は、ホテルとつながっている別館という感じで、とても広い空間だった。
が、逆にそれがなんだか殺風景に感じる。
 
なんだか想像と違うな・・・。
まあでも予選だからなんだろう...と思い気合いを入れる。
 
すると、弟子達を応援に来たのか、ユージンを発見。
予選はユージンから買ったドレスで挑むし、彼らに挨拶に行く。
 
「おー、久しぶりだね。元気か?見てるからガンバレよ。」
そんな感じの軽い会話を交わしたのだった。
 
さて1次予選。
 
・・・やっぱりなかなか体が動いてくれません。
しかも踊っているうちに気持ち悪くなってしまい、種目の合間、顔色をわるーくしながら、ぜーぜーしていると
「Are you OK?」
と同じく外人選手の女の子に心配されてしまった。
 
UKとは違った変な感じ。
時間をさかのぼる時差ボケの方がツライとは聞いていたが...(-_-;;;
 
しかし何とか予選の中にはあまり上手くない外人もいたため、
なんとか1次予選突破したいなぁ...と思ったが・・・
 
・・・案の定、リダンスに。
 
考えてみたら、自分こそが上手くない外人なわけで...。(^^;;
 
 
リダンスまではかなり時間があったため、
一旦部屋に戻って休息。
 
 
で、今度はドレスを替えて挑みます。
 
 
・・・が、残念ながら、リダンスも突破できなかった。
さすがグランドスラム!!
 
とはいえ、試合中UKの時ほどの風も感じられなかったため、夜の部のトップ選手の踊りに期待することにした!!
 
 
またまた部屋に帰って、休息。
試合の行われるホテルに泊まるって、こういうところがサイコ〜である。
 
が、わたくしジメ、ここでダウン。
疲れと時差ボケが相まって、気持ち悪くなってしまいました...。(--;;;
 
ということで、シードが登場する予選をパスして寝ることに。

 
が...この時何度も「決勝まで見逃してしまう夢」を見るため、なかなか深く寝付けない...。
 
 
 
一旦予選を見て帰ってきた一同で目が覚める。
 
「いや〜、やっぱすごいわ!」
という皆の感想に、ガンバって次から見に行くことにした。
 
 
マウリッツォ組王者フランコ!
 
 
ユージン。弟子達応援団が盛り上がってました。
 
いやあ、確かに皆すばらしかった!!!
 
特に最近ブラックで2位になるなど、成績の良いユージンを見ていなかったので注目していたが
すばらしかった。
以前のようにテキパキとキレを持ちつつ、太い芯と踊りの継続感が増していた。
 
 
 
しかし、残念なことにやはり予選の時に感じた、広い空間のスカスカ感がまだ残っており
想像していた、観客の盛り上がりやアメリカンエンターテイメントを感じることは出来なかった。
 
しかも、唯一盛り上がっているアメリカの応援団、彼らの足踏みと共に聞こえてくる応援が常に
「U・S・A!! U・S・A!! U・S・A!!」
だったのが残念だった。
これは他のカテゴリーの試合でもそうで、
アメリカ国籍の選手なら誰でもいいという感じに聞こえてしまったのだ。
 
僕の気のせいかもしれないが、選手もそう感じて引いているように感じた。
 
(あのテロ以降、アメリカってこんな感じになってしまったのだろうか...)
 
 
それでも、トップ選手の踊りは十分に刺激のあるものだった。
日本人がやっている踊りとは全く違う方向性の踊りをしているように見えた。
 
やはり、この感覚は海外に出ないと掴めないような気がした。
 
 
あと、違うカテゴリーの試合を見ていてやってみたいと思ったのが「マンボ」だった。
昔よくアラン(トーンズバーグ)がマンボのデモをやっていて、いいなぁと思ったことがあったが
またそんな感じになった。
 
 
 
曲に楽しく乗りながら踊る。
 
この原点に戻らなくてはいけないような気もした...。
 
 
 
試合が全て終わった後、
うち、加藤組、大秋組で部屋にピザとサラダを注文し
朝買ったビールやワインで乾杯した。
 
今日の試合のことや明日から始まる旅のことで話が弾む。
とても楽しいひとときだった。
 
まったりとなごむ一行
 
 
明日からの、まさしく「観光」はこんな連続なんだろうか・・・。
 
 
 
疲れた体にアルコールをしみこませながら、僕はそんな期待感に浸っていた。
 
 
 

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