2007モンツァレポ

 

 今回初めてイタリアへ試合に行こうということになり、モンツァに行って来ました。

モンツァと言えば、F-1ファンにはおなじみ、イタリアGPが行われるサーキットがある街で有名ですね。

ミラノの隣街といった感じでしょうか?そこでIDSF OPENが行われるとのことなので行ってきました。

 

では今回も写真の紹介という形でレポしたいと思います。


 

今回初めてのイタリアということで、ちょっと興奮。

イタリアは車好きな僕としてはとっても行ってみたい国だった。

観光としても楽しめそうだし、ダンスとしてもレベルは高いので行き甲斐がある。

 

飛行機は成田−フランクフルト間をANA、フランクフルト−ミラノ間をアリタリアで飛んだ。

・・・が、これが後に悪夢になろうとは...。

 

ホテルに到着。今回のホテルは主催者が斡旋してちょっと安くなったホテルだが

街中からはなれた郊外にあり、移動には不便そうだ。

となりに企業のビルや大型ショッピングセンターやシネマがあるので、

車で利用する人向けなのかもしれない。

ともあれ、主催者に送り迎えを頼むオプション(お金はとられる)を使い、

無事到着。

 

         これがホテルの外観

次の日は体を休ませるためオフとした。

この日にミラノを観光してしまうということに。あいにく天気は良くなかった。

ホテルでタクシーを呼んでもらい、まずはモンツァ駅へ。

そこから電車でミラノ、地下鉄でドォウモの広場へ。

 

 

ドォウモはさすがの迫力。下の方がちょっと修復中なのか幕を張ってあったのは残念だったけど...。

 

 

ドォウモの近くのレストランで昼飯。シャンデリアが綺麗なお店。

ただ、パスタもピッツァもここは大しておいしくなかった...。(グラッチェの方がよっぽどうまい)

イタリアであればどこでもおいしいというわけではなさそうだ。

 

ちなみに、カプチーノは朝の飲み物なんだそうで、

特に男性が昼にカプチーノを注文するのは「ええー?」って感じなんだそうだ。

それはガイドブックを読んで知っていたが、あえて注文。

ウェイターにはニヤッとされたが、まあいいや。だって飲みたかったんだもん。

 

 

その後、市内をぶらつきながらレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・ デッレ・グラツィエ教会へ

やってきたが、なんとストライキ中で閉まっていた!(笑)

(まあどのみち予約をしないと入れないらしいので、やってたとしても入れたかどうか分からないが...)

 

 

その他の美術館とかも閉まっているところが多く、館内に入って何かを見るってのは

あまり出来なかったが、建物を見て散歩をしたと言う意味では楽しんだのだった。

 

次の日は遂に試合。

会場までシャトルバスが出ると聞いていたので待っていると、普通乗用車のワゴンがやってきた。

「はぁ?シャトルバスってこれ??」

どうやらこの1BOXのワゴン2台でピストン輸送するようだ。

選手みんな「・・・・・。」って感じ。(苦笑)

かなり待たされ、ようやく会場へ到着。

 

 

だだっ広いところにポツンと建つドーム型の体育館だったが、

中はそれなりに出来ていた。

 

       控え室で準備。

 

演出もそれなりにされ、地元のテレビカメラも入っているようだった。

・・・が、試合の進行はメチャクチャ。

特にIDSF OPENが酷く、最初に張り出されたヒートが全然違うもので

踊ったら別の紙が貼り直されていて、それで踊ったら、また変更・・・

さすがに1次予選が始まってる最中に3回もヒート表が変わった経験は初めて。(笑)

多くの選手が何回も出直して踊っていた。

ジャッジも混乱。主催者あたふた。選手激怒。...悲惨な状況だった。

 

1次予選はリダンスに引っかかることなく無事通過、2次も通過し、最終予選へ。

イタリアの観客は、唯一のアジア人に興味津々。応援してくれたのは嬉しかった。

...が、惜しくも準決に1点足らずの次点で敗退。ん〜〜残念!!

てゆうか、準決を見る限り、行けてもいんじゃないかなぁ〜(^_^;という感じ。

地元の選手も多いようで、田舎の試合だしこの辺は仕方がないかも。

 

 

ホテルに帰り、昨日のうちに買っておいたサラダや寿司を食べる。

イタリアでも普通にお寿司は売っているのだ。

ただ、喜んで買ってしまったはいいが、メッチャ高かった...。トホホ

 

お腹が満たされると、じめ撃沈。結構疲れていたのかな。

 

 

さて、次の日は朝早く起きて駅へ。この日はヴェネツィアに行くのだ!!

 

 

ミラノからユーロスターで3時間。結構かかる。

右は終点ヴェネツィアに近づくにつれ見えてくる街。

 

 

この3時間、長いようだが実はとても短く感じられた。

というのも、僕らの席に偶然隣り合わせたのが、新婚旅行に来られている日本の方だったのだ。

このお二人方、世代的にも近く、とても気さくに話をしてくれて本当に楽しかった。

彼らはツアーでローマ〜フィレンツェ〜ヴェネツィア...など既に廻った後で、

さらに1日延長して、もう一度ヴェネツィアに行くとのことだった。

ツアーの道中話はとても面白かったし、ヴェネツィアの歩き方の話はとっても参考になった。

最後にこのHPもお知らせして「見てね」って言ったんだけど、見てくれたかなぁ〜。

 

 

2人と別れて、ヴェネツィア観光スタート。

ヴェネツィアは広いし、複雑に入り組んでいるので迷わないようにしなければ...。

 

  

歩き出して分かったのが、ヴェネツィア...いい!!さっきの2人がもう一度廻りたいとやってきたのが良く分かる。

歩いているだけで楽しい!異国の地に来た〜って感じなのだ。

 

  

スミマセン。浜省出現率高し。(^_^; いやぁ〜こんだけいい街だと撮らずにはいられない...。

 

  

途中に寄ったレストラン。ここはメッチャうまかった!!パスタは量は多く、味も良く、ちゃんとアルデンテ!

ピッツァはちゃんと釜で焼いたと思われるパリパリふかふかの生地にジューシーな具。

それでいて値段も安い!!

 

ここ、最高でした!

 

 

食事の後は、さらに歩き出す。

ヴェネツィアは駅から降りて、最終的にみんなサン・マルコ広場というところを目指すのだが、

そこに近づくにつれ、徐々に人が多くなってきた!

 

 

サン・マルコ広場に到着。スゴイ人。

 

でもドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院は素晴らしかった。

そのドゥカーレ宮殿の中へ入ってみる。

 

 

建物の中は撮影出来なかったが、多くの壁画はあって素晴らしかった。

 

 

これはぶりのマネシリーズ。(笑)

 

ちなみにこの宮殿、最初のうちは宮殿内の豪華な部屋や壁画など華やかな部分を見れて楽しいが、

その後川を渡って囚人の牢獄の中を見るようになる。...狭くて息苦しく、気分が暗くなった。

 

宮殿から出ると、とっぷり日が暮れていた。(ぶりなぜか直立不動)

 

 

 

サン・マルコ広場から駅までは、水路を通る水上バスで移動!

ライトアップされた建物や橋が綺麗だった〜。

 

駅に戻り、駅周辺でヴェネツィアングラスやおみやげを買った後、

素晴らしく幻想的な街ヴェネツィアに別れを告げ

またユーロスターでミラノへ。

 

・・・が、ここからがこのイタリアの旅のハプニングの始まりだった...。

(ここから文章が長くなります...ご勘弁を)

 

 なんとこのヴェネツィアからの特急・ユーロスターが遅れに遅れたのだ。

おかげでミラノでモンツァへの電車に乗り換えられず、2時間もの間待たざるを得なくなり、

モンツァに着いたのは既に夜の1時を回ってしまった。

 

モンツァはまあ言ったらかなりの田舎町なので、人は居ないわ店はないわで随分寂しい事になっている。

そんな中タクシーを呼ぶ。(イタリアではタクシーが待っているということはない。)

ホテルから呼んでもらって使っていたタクシーの連絡先には「24時間営業」と書いてあったため、安心していたのだ。

 

・・・ところが、何回コールしても出ない。

ようやく出たと思ったら、どう考えても寝てただろうと思われる男が、「今はやってない」と言って切ってしまった!

え〜〜〜24時間って書いてあるジャン!

仕方なく駅のタクシー乗り場に書いてある番号にかけてみたがもちろんダメ。

 

助けを求め、自分達の泊まっているホテルに電話。するといくつかのタクシー会社の電話番号を教えてくれた。

早速そこに電話する...が、イタリア語しか通じないのか、英語で話しかけるとすぐ切られてしまう。

...困った。そこで電子辞書に乗っていた「タクシー1台呼んでください」というイタリア語を話してみた。

「プオ キャマールミ ウン タッスィ。 スタツィオーネ モンツァ。」

...なんとか通じた。

数分後それらしいのが来たが、僕らはどちらの出口に来るか分からないため二手に分かれて待っており、

来たタクシーに「ウェイト プリーズ」と英語で話しかけたところ逃げるように居なくなってしまった。

 

....なんてこった!!!

 

イタリア語しか通じないので、なんとかホテルの人にモンツァ駅までタクシーを呼んでくれるように頼んでみたが、

なんとそのホテルマンは「自分でやれ。もし電話してもタクシーが来ないなら、それは法律違反だから警察へ行け」

といって電話してくれない。

くっそ〜。それくらいやってくれよ!駅の近くにケーサツなんてないんだよ!!

 

参った。イタリアの夜は日本の12月くらい。寒い。途方に暮れたが、何か行動を起こさないとマズい。

そこで、駅前で一軒だけやっている酒場に行くことに。

そこは音楽がガンガン流れ、ちょっとした不良な若い男女、もしくは男性と男性がハグしながら飲んでいるようなところ。

そんな中を2人の日本人が分けて進み、バーのカウンターにいるお兄ちゃんに話しかける。

まずはエスプレッソを注文。それを飲み干すと交渉開始だ。

「ここにタクシーを呼んでくれないか?」

初めは彼もタクシーの番号を書いて渡してくれるだけだったが、

その番号は前回と同じ結果だったので泣きつくように何度も「呼んでくれ」頼んだ。

しまいには、「40ユーロ出すから、誰かホテルまで俺達を送ってくれ!」

と紙に書いて見せ出したのだ。

そんな切羽詰まった日本人を見て哀れに思ったのか、そのバーの兄ちゃんが何度もタクシー会社に電話で交渉してくれ、

何とか1台のタクシーが来てくれることに...。

 

「やったーー!ありがとぉ〜、グラッツェグラッツェー!」

彼にチップを渡し、外で待つこと10分。タクシーが到着!!

2時半を回る頃、ようやく僕らはなんとかホテルにたどり着くことが出来た。

 

「一時はどうなることかと思ったけどよかった〜」「やっぱイタリアはダメだな」

「ホテルに文句の手紙書いてやるっ!」

と言いながらもホッとしていたが...、

・・・なんと、こんな事はカワイイと思えるような、もっと大きなハプニングが、

次の日に待ち受けていたのだ...。

 

続きはコチラ。別ウィンドウで開きます。

・『まうログ』イタリアでのトラブル(2)

・『まうログ』イタリアでのトラブル(3)

・『まうログ』イタリアでのトラブル(4)

 

 


...と言うわけで、大変だったんです。(^_^;;

でもヴェネツィアと最後のANAには感動したなぁ〜

 

今回、まうログを含めて読んでくださった方には、

随分長いものになってしまったと思いますが、ありがとうございました。

 この後、12月にルクセンブルグ行ったレポも追って書きますんで、

興味のある方はお楽しみに...。

 

*まうログとは僕の出身校・ムサビダンス部の有志によるデイリーマガジンなのです。他の記事も面白いですよ〜(^_^)

 

 

 

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